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コシナ「NOKTON 35mm F1.4 E-mount」 − コンパクトでシャープネスが良好だがボケが騒がしい

2018年10月1日

基本スペック

メーカー COSINA
名称 NOKTON 35mm F1.4 E-mount
発売日 2018年
対応マウント ソニー FEマウント
オートフォーカス AF/MF
F値 F1.4 ~ 16
焦点距離(35mm判換算) 35mm
レンズ構成 6群8枚
絞り羽枚数 10枚
防滴処理
手ぶれ補正機構
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 1 ::6.3
フィルター径 Φ58mm
最大径 Φ67mm
長さ 39.6mm
重さ(本体のみ) 262g

レンズ構成図

レビュー(海外の評価)

Admiring Lightがコシナの「NOKTON classic 35mm F1.4 E-mount」のレビューを掲載していますので、抄訳を紹介します。

【ビルドクオリティ】

  • レンズはすべて金属製だ。とても頑丈に組み立てられており、ビルドクオリティは高い。
  • 大口径レンズとしては、非常にコンパクトな作りだが、金属製のためかなり重量を感じる。
  • 円形の金属製フードが付属するが、小さいので遮光性は高くはない。
  • マニュアルフォーカスのみで、AFはできないが、電子接点を持つためEXIF情報がカメラ側へ送られる。また、ボディ内手振れ補正も連動する。
  • フォーカスリングは、素晴らしい品質だ。120°回転して、滑らかな動作であり、しっかりとした抵抗感をもっている。正確なフォーカシングを可能にしている。

【光学性能】

  • このレンズは、モダンな光学設計とは違って、絞り開放のシャープネスやコントラストは高くはない。だが、これは好みの問題もある。個人的にはこの描写が大好きである。
  • 球面収差が大きく、絞り開放ではかなり目立っており、F2まで絞っても解消しない。この収差はピント距離が近いほど目立つようになる。
  • 球面収差は目立つものの、解像性能は高く、中距離の撮影ではフレームの85%は良好な解像度を保っている。このレンズはポートレートに最適だと思う。F2.8-F4まで絞ると中央はさらにシャープとなる。端は良好だが四隅はソフトな写りだ。F8-F11まで絞ると四隅を除いてとても良好なシャープネスとなる。
  • 色収差が絞り開放で生じるものの、それほど深刻ではなく、穏やかだ。
  • ボケの性能は、意見が分かれると思う。F2よりも絞りを開けると、後ボケが騒がしくなる。場合によって不快なボケとなるが、F2まで絞ると騒がしさが収まる。
  • フレア耐性は良好で、影響はほとんどない。
  • 周辺減光は大きい。絞ると改善していくものの、F11でも解消はしない。
  • 歪曲は近接時にやや目立つ。
  • コマ収差は酷く、巨大なフレアが発生する。F2.8まで絞ってもまだ目立つ。

【総評】

  • 長所と短所が折り混ざったレンズで、完璧なレンズではない。しかし、個人的にこのレンズが大好きだ。見た目も良いため購入する価値があると思うが、もっとモダンな光学設計のレンズが好みであれば、他を選択肢とした方が良い。
  • 長所:35mm F1.4とにしてはコンパクト、頑丈なビルドクオリティ、完璧なフォーカスリングと絞りリング、とても良好なシャープネスとコントラスト、フレア耐性
  • 短所:接写時の球面収差が大きい、絞ってもソフトな四隅、周辺減光が大きい、騒がしいボケ

作例