FUJIFILM「X-A5」のスペック比較 − AFが高速になったカジュアルな入門モデル

FUJIFILM「X-A5」のスペック比較 − AFが高速になったカジュアルな入門モデル

どんなカメラなの?

「FUJIFILM X-A5」は富士フイルムから2018年1月31日に発売されたエントリーモデルのミラーレス一眼です。ここでは、2016年11月10日に発売された旧モデル「FUJIFILM X-A3」とスペックから、どういった改良がされているか比較してみました。

基本情報

X-A5はレトロデザインにコンパクトなデザインの入門機です。でも、ポップなデザインながらAPS-Cの大型センサーを搭載し、画質に妥協はありません。

付属するキットレンズは、旧モデルのX-A3とは異なり、電動ズーム式の「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」に変更されました。ズーム操作が指先ひとつで行えるので、初心者には扱いやすいと思います。5cmまでの接写が可能で、料理や小物などのグッと寄った撮影にも適しています。オート撮影機能も充実しているので、難しい設定をしなくても、オートで満足する画質が得られやすいでしょう。

 

カラーバリエーションは、ブラウン、ピンク、シルバーの3種類です。

X-A5 カラーバリエーション

紹介ビデオ

  X-A5 X-A3
メーカー FUJIFILM FUJIFILM
レンズマウント Xマウント Xマウント
発売日 2018年2月22日 2016年11月10日
参考価格
(ボディのみ)
– 本体のみ
55,000円前後
– 本体 + 標準ズーム
75,000円前後
– 本体のみ
50,000円前後
– 本体 + 標準ズーム
70,000円前後
キットレンズ – 標準ズーム
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
– 標準ズーム
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II

デザイン・操作性

camerasize.comから製品のサイズを比較しました。

X-A5とX-A3では、外観やデザインに大きな変更はありません。ほんの少しだけX-A5が重くなっていますが、ほとんど差がわからない程度です。

X-A5は、エントリーモデルにしては操作系がたくさんあります。コマンドダイヤルを2つあり、露出調整や撮影設定値を素早く変更できます。さらにサブコマンドダイヤルは押し込むことでピント位置の拡大やMFアシスト、自撮り時のシャッターボタンとして活用することができるなど、操作系が充実しています。なお、X-A3には「フォーカスモード切換レバー」がありましたが、X-A5ではこれが省略されています。

撮影可能枚数は、X-A3が410枚なのい対し、X-A5では450枚と少し向上しています。

 

X-A5
  

  X-A5 X-A3
防塵防滴
バッテリー NP-W126S NP-W126S
撮影枚数(CIPA基準) 450枚 410枚
USB充電
対応記録メディア SD×1
(UHS-I対応)
SD×1
(UHS-I対応)
重さ
(バッテリー、記録メディア含む)
361g 339g
重さ
(本体のみ)
311g 290g
サイズ
(幅x高さx奥行き)
117×68×40mm 117× 67×40mm

イメージセンサー・画像処理

「FUJIFILM X-A5」は画像処理エンジンの処理速度が1.5倍に向上しています。オート撮影時のシーン認識精度や肌色再現(色再現性)が向上し、優れた人物撮影が可能です。

ボディ内に手ぶれ補正はありません。ただし、キットレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」で光学補正ができるので問題ないでしょう。

  X-A5 X-A3
有効画素数 2424万画素 2420万画素
センサータイプ ベイヤー方式CMOS ベイヤー方式CMOS
センサーサイズ APS-C
(23.6 × 15.6 mm)
APS-C
(23.6 × 15.6 mm)
ISO感度
(拡張感度)
200~12800
(100/25600/51200)
200~6400
(100/12800/25600)
ローパスレス
ボディ手ぶれ補正
(最大補正効果)
アスペクト比 – 3:2
– 16:9
– 1:1
– 3:2
– 16:9
– 1:1
その他    

オートフォーカスが「位相差AF」に改良!

オートフォーカスの方式には、おおまかに「コントラストAF」と「位相差AF」があります。エントリーモデルのミラーレス一眼では、AFの遅い「コントラストAF」であることが多いですが、X-A5ではより高速な「位相差AF」に対応しています。

オートフォーカス実行速度は2倍に向上したとのことで、子供や動物などの動いている被写体にも高速なピント合わせができます

また、「電子シャッター」にも対応しています。これの利点は、シャッター音をOFFにしてサイレント撮影ができることです。式場など緊張感あるシーンでも気にせず撮影に集中できます。

  X-A5 X-A3
AF方式 インテリジェント
ハイブリッドAF
(コントラストAF+
像面位相差AF)
コントラストAF
シャッタースピード
(メカシャッター)
1/4000〜30秒 1/4000〜30秒
電子シャッター
(サイレントモード)
1/32000〜30秒 1/32000〜1秒
電子先幕シャッター
フラッシュ同調速度 1/180秒以下 1/180秒以下
最大連写とバッファ – 6.0コマ/秒
(JPEGは10コマまで)
– 3.0コマ/秒
(JPEGは50コマまで)
– 6.0コマ/秒
(JPEGは10コマまで)
– 3.0コマ/秒
(JPEGは50コマまで)
その他    

アドバンストフィルターが充実

X-A5から「アドバンストフィルター」には、「霞除去」と「HDR(ハイダイナミックレンジ)アート」が追加されて、合計12種類になりました。これによりより多彩な写真が楽しめます。

X-A5

  X-A5 X-A3
測光方式 TTL256分割測光 TTL256分割測光
露出補正 -5.0EV~+5.0EV -3.0EV~+3.0EV
フィルタ 12種類
– トイカメラ
– ミニチュア
– ポップカラー
– ハイキー
– ローキー
– ダイナミックトーン
– 魚眼
– ソフトフォーカス
– クロススクリーン
– パートカラー
– 霞除去
– HDRアート
10種類
– トイカメラ
– ミニチュア
– ポップカラー
– ハイキー
– ローキー
– ダイナミックトーン
– 魚眼
– ソフトフォーカス
– クロススクリーン
– パートカラー
多重露光
ボディ内RAW現像
インターバル撮影
ブラケット ・AE
・フィルムシュミレーション
・DR
・ISO
・WB
・AE
・フィルムシュミレーション
・DR
・ISO
・WB
その他 フィルムシミュレーション 11種  

自撮り(セルフィ)もでいる反転モニター

カメラ本体の背面液晶モニターを180度回転させることで、背面のコマンドダイヤルがズームボタンとシャッターボタンに自動設定。これらのボタンでズームを操作でき、シャッターを切ることができるので、「自撮り(セルフィー)が簡単にできます。

X-A5 セルフィー

  X-A5 X-A3
画面サイズ 3.0 インチ 3.0 インチ
ドット数 104万ドット 104万ドット
可動式モニタ チルト式 チルト式
タッチ操作

4K動画に対応

動画撮影は、X-A3はフルHDまででしたが、X-A5は4K動画にも対応しました。しかし、フレームレートが15pまでとカクカクになりやすいうえ、記録時間も5分までなので実用性は低いと思い思います。放熱の問題と思われます。ただ、「4K 連写」という機能があって高速連写した中から静止画を切り出す機能として活用できます。

また、ハイスピード動画にも対応。HD(1280×720)動画を1.6倍、2倍、3.3倍、4倍でスローモーション動画が撮影できます。

  X-A5 X-A3
記録方式 MOV MOV:リニアPCM
圧縮方式 リニアPCM H.264準拠
4K UHD 15p 5分まで
Full HD 60p 14分まで 60p 14分まで
HD 60p 27分まで 60p 27分まで
ハイスピード動画 HD 1.6x/2x/3.3x/4x  

Bluetoothに対応

「X-A5」から新たにBluetoothに対応しました。これにより、撮影した写真を簡単にスマートフォンに自動転送できるので、SNSでシェアするのが楽ちんです。

また、X-A5にはサイドにマイク/リモートレリーズ端子が追加されています。

X-A5

  X-A5 X-A3
映像/音声出力・デジタル端子 USB 2.0 Micro-B USB 2.0 Micro-B
外部マイク入力端子
HDMI Type D Type D
Wi-Fi
Buletuooth
(Ver 4.1)
電子水準器
ホットシュー  
内蔵フラッシュ
(GN 4.0)

(GN 5.0)
その他    

これは買うべき?

X-A5は、エントリーモデルのカジュアルな見た目ながら、APS-Cの大きなイメージセンサーを搭載した、本格的な画質が楽しめるカメラです。改良ポイントとして、位相差AFにも対応したことから、これまでよりも動く被写体へのピント合わせに強くなっています。エントリーモデルで位相差AFに対応しているカメラは少ないので、なかなか貴重だと思います。

また、電子シャッターにも対応したので、静音シャッターが可能となりました。寝ている子供や、シャッター音を出すのがはばらかれる場面でも重宝する機能です。さらに、Bluetoothにも新たに対応し、これによりスマートフォンへの画像転送が簡単で素早くでいるようになっています。

また、4K動画に対応するなどビデオ機能も充実しました。ただし、4Kについてはフレームレートが遅くて、カクカクになってしまうのと、5分までしか撮影できないなど、実用面では制約が多い課題もあります。この辺は、X-A5のようなコンパクトボディですと放熱性の問題が生じるので、やむを得ないところでしょうか。

価格は旧モデルのX-A3の方が若干お手頃ですが、機能面ではX-A5で強化されたポイントが多数あるため、最新モデルがオススメです。動く被写体を撮る機会が少ない場合や、スマホ連携を重視しないのであれば、価格の安いX-A3でも十分だと思います。

良いところ

  • 24MP APS-Cの大型センサー
  • 位相差AFで動く被写体へのピント合わせが高速に
  • 電子シャッター(静音シャッター)ができる
  • Bluetoothでスマホ連携がスムーズ
  • ハイスピード動画が撮影できる
  • USB充電にも対応

 

微妙なところ

  • ボディ内手ぶれ補正はない
  • 4K動画のフレームレートが15pで、記録時間も5分までと短い
  • 対応レンズ(Xマウント)が高価なものが多く初心者向けのものが少ない

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X-A5

X-A3

画像引用:FUJIFILM