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富士フイルム「X-T3」2018年9月20日に発売、さっそくX-T2との違いを比較してみた

X-T3

9月6日、富士フイルムがX-T2の後継モデル「X-T3」を正式発表しました。予想通り9月20日から発売を開始するとのことです。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2種類で、店頭予想価格は税抜18万5,000円前後。

X-T3では撮像素子と画像処理エンジンが刷新されたほか、同社のフラッグシップ「X-H1」に比べて、連写性能や動画撮影能力が強化されています。

  X-T3 X-T2
メーカー FUJIFILM FUJIFILM
レンズマウント Xマウント Xマウント
発売日 2018年9月20日 2016年9月8日
参考価格 – ボディのみ
18万5,000円前後
– ボディのみ
15万円前後
キットレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

ボディデザインはX-T2と同じ

バッテリーは、X-T3と同じ「NP-W126S」ですが、静止画の撮影可能枚数は約390枚、4K動画の実撮影では約40分(29.97p時)とパワーアップしています。

X-T3の発売と合わせてバッテリー2個が装填できる専用の縦位置バッテリーグリップ「VG-XT3」も用意。ボディ含めて計3個でのバッテリー運用が可能となり、約1,100枚の撮影が可能になるとのこと。

X-T2の「縦位置パワーブースターグリップ」(VPB-XT2)をX-T3で使用することはできません。また、X-T2ではグリップ装着時に連射速度などのパフォーマンスが向上しましたが、VG-XT3ではグリップの有無に関わらず、X-T3の性能に変化はありません。

基本的な外観・インターフェースは前モデル「X-T2」を踏襲。細かなダイヤル形状の変更で使いやすさに配慮したブラッシュアップが。軍幹部のダイヤルや背面のボタンも大型化したほか、ヘッドフォン端子をボディ側に搭載してます。

 

  X-T3 X-T2
防塵防滴
(使用温度範囲)

(-10~40度、80%以下)
バッテリー
(容量)
NP-W126S
(1260mAh)
撮影枚数(CIPA基準) 390枚 340枚
USB充電
対応記録メディア SD×2
(UHS-II/UHS-I)
重さ
(バッテリー、記録メディア含む)
539g 507g
重さ
(本体のみ)
489g 457g
サイズ
(幅x高さx奥行き)
133×93×59mm 133×92×49mm

裏面照射型の新センサーを搭載

撮像素子にはAPS-Cサイズの有効2,610万画素のX-Trans CMOS 4センサー。同シリーズでは初の裏面照射型を採用し、高解像度と高いS/N比を実現したとしています。従来は拡張感度であったISO160を常用感度として使用可能となりました。

画像処理エンジンも進化して「X-Processor 4」に。AF/AEサーチ回数を現行比約1.5倍に増加。動く人物への顔検出性能は現行比約2倍に向上したとのこと。

  X-T3 X-T2
有効画素数 2610万画素 2430万画素
センサータイプ X-Trans CMOS 4
(裏面照射型)
X-Trans CMOS III
センサーサイズ APS-C
(23.6×15.6mm)
ISO感度
(拡張感度)
160~12800
(80/100/125/25600/51200)
200~12800
(100,25600,51200)
ローパスフィルターレス
ボディ手ぶれ補正
(最大補正効果)
画像処理プロセッサ X-Processor 4 X-Processor Pro
RAW出力 14bit非圧縮(RAF独自フォーマット)
(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)
アスペクト比 – 3:2
– 16:9
– 1:1

メカ11コマ/秒、電子30コマ/秒の高速連写が可能

連射はメカシャッター11コマ/秒電子シャッターを使用することで、1660万画素(1.25倍クロップ)相当のフレーム内を最速30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写が可能に。

オートフォーカスシステムも刷新されました。位相差AFエリアを画面全体(約100%)に拡大したことに加え、画像処理エンジンの刷新に伴う処理速度の高速化により、静止画撮影時のAF速度・精度も大幅に向上しているといいます。

電子シャッター使用時のローリング歪みが、X-T2・X-H1比で約半分に低減したといいます。また、シャッターボタンを半押しした時から撮影を開始し、シャッターボタンを全押しすることで撮影画像が記録される「プリ撮影」機能を新搭載。

像面位相差AFにおける低輝度限界が、それまでの-1EVから-3EVまで拡張され、キャンドルライトのような暗いシーンでも高精度なピント合わせが可能となりました。

  X-T3 X-T2
AF方式 インテリジェントハイブリッドAF
(像面位相差+コントラスト)
像面位相差AF測距点
(AFエリア 上下/左右)
(約100% / 約100%) (約75% / 約50%)
検出範囲 -3EV〜 -1EV〜
シャッタースピード
(メカシャッター)
1/8000~30秒
シャッタースピード
(電子シャッター)
1/32000~30秒
フラッシュ同調速度 1/250秒以下
最大連写とバッファ
※メカシャッター時
– 11コマ/秒
JPEG:145枚
可逆圧縮RAW:42枚
非圧縮RAW: 36枚
– 8コマ/秒
JPEG:200枚
可逆圧縮RAW:49枚
非圧縮RAW: 39枚
– 5.7コマ/秒
JPEG:エンドレス
可逆圧縮RAW: 62枚
非圧縮RAW: 43枚
– 8.0コマ/秒
JPEG:83枚、
可逆圧縮RAW:33枚、
非圧縮RAW:27枚

【VPB-XT2装着時】
– 11コマ/秒
JPEG:73枚
可逆圧縮RAW:30枚
非圧縮RAW:26枚

最大連写とバッファ
※電子シャッター時)
– 20コマ/秒
JPEG:79枚
可逆圧縮RAW:36枚
非圧縮RAW:34枚
30コマ/秒(1.25 X クロップ)
JPEG:60枚
可逆圧縮RAW:35枚
非圧縮RAW: 33枚
– 14コマ/秒
JPEG:42枚
可逆圧縮RAW:28枚
非圧縮RAW:25枚
AFフレーム – シングルポイント
– ゾーン
– ワイド/- トラッキング
– 顔
– 瞳
その他 – フリッカー低減
– プリ撮影
– フリッカー低減

フィルムシミュレーション ETERNAを搭載

作画機能として、これまで「GFX 50S」にのみ搭載されていた「カラークロームエフェクト」をAPS-Cの「Xシリーズ」として初めて搭載。同機能は特定の色の濃淡を印象的に強調し、立体感、質感を効果的に演出する、というもの。また、X-H1に搭載されていたフィルムシミュレーション「ETERNA」も搭載します。

また、フィルムシミュレーションに「モノクロ調整」を搭載し、モノクロ表現で温黒調・冷黒調の調整が可能になります。「ACROS」も引き続き搭載。

  X-T3 X-T2
測光方式 – マルチ
– スポット
– アベレージ
– 中央重点
露出補正 -5.0EV~+5.0EV
フィルタ 8種類
・トイカメラ
・ミニチュア
・ポップカラー
・ハイキー
・ローキー
・ダイナミックトーン
・ソフトフォーカス
・パートカラー
HDR撮影
多重露光
ボディ内RAW現像
インターバル撮影
タイプラプス動画
ブラケット ・AE
・フィルムシュミレーション
・DR
・ISO
・WB
・フォーカス
その他 フィルムシミュレーション
16種類(ETERNAを含む)
※モノクロ調整、カラー・クロームエフェクト
フィルムシミュレーション
15種類

モニターがタッチパネル式となりEVFが高精細化

ファインダーには倍率0.75倍、369万ドットのEVFを搭載。表示タイムラグは0.005秒で、表示フレームレート約100フレーム/秒を実現。横方向に開く3方向チルト機構の背面モニターは新たにタッチパネルに対応しました。

背面モニター

  X-T3 X-T2
画面サイズ 3.0 インチ
ドット数 104万ドット
可動式モニタ 3方向チルト
タッチパネル

ファインダー

  X-T3 X-T2
ファインダー 0.5型 OLED
ドット数 369万ドット 236万ドット
ファインダー視野率
(上下/左右)
100% / 100%
ファインダー倍率
(35mm換算)
0.75倍 0.77倍
アイポイント 23mm
最高フレームレート 100fps 60fps/100fps

4K 60pの動画撮影ができる

ミラーレスデジタルカメラで世界初となる4K/60P 4:2:0 10bitのカメラ内SDカード記録に対応。さらに、より多くの色情報を記録できる4K/60P 4:2:2 10bitHDMI出力にも、APS-Cサイズ以上のセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラとして世界で初めて対応しました。

読み出し速度は現行比約1.5倍高速化したことで、4K/60Pでの撮影時は約17msecの高速読み出しを実現し、ローリングシャッター歪みを低減するとのことです。

  X-T3 X-T2
ファイル形式 MOV MOV
映像圧縮方式 MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4 AVC/H.264
音声記録方式 LPCM LPCM
4K 60p/50p 20分まで
30p/25p/24p 30分まで
30p 10分まで
FHD 60p/50p/30p/25p/24p
30分まで
30p 100Mbps 10分まで
ハイスピード動画 FHD 120p/100p 200Mbps
約6分まで
FHD 120p
クロップ倍率 不詳 – 4K 1.17倍
HDR 不詳 – F-log(内部記録可)
外部出力 – 4:2:2 10bit – 4:2:2 8bit

インターフェース

ヘッドホン端子をボディ側に搭載したほか、新たにBluetoothに対応しました。

  X-T3 X-T2
デジタル入出力 USB Type-C(USB3.1) USB3.0 microB
HDMI Type D Type D
外部マイク入力端子 φ3.5mm φ3.5mm
ヘッドホン出力端子 φ3.5mm
Wi-Fi
Bluetooth
(Ver 4.2)
電子水準器
ホットシュー
内蔵フラッシュ
その他