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ミラーレス一眼カメラは「中古」を買ってはいけない?その理由とは

2018年7月21日

ミラーレス一眼カメラや一眼レフを新しく欲しくなったとき、ちょっとでも安く購入したい場合は、「中古品」という選択肢もあります。でも、カメラで中古で購入するには注意点がいくつかあり、正直、初心者にはおすすめしません。その理由と代替案を説明していきます。

ミラーレス一眼カメラの中古品を買わないほうがよい理由

中古のカメラの購入に際して注意したいポイントは次の2つです。これらのリスクによって、カメラの寿命が短くなり、お金を払って修理してもらう可能性があるのですが、中古カメラはそのリスクは初心者には判別しにくい課題があります。

・シャッター回数
・センサーに付いたゴミ

順に説明していきます。

1.シャッター回数

カメラ本体には「シャッター回数」という、シャッターを切れる回数があって、それがカメラの寿命になるからです。車でいうところの、走行距離みたいなもので、走った距離が長いだけ中古車の価値が減っていくのと同じことが、カメラにも当てはまります。

シャッター回数の目安は、入門機(数万円)だと5万回ぐらい、中級機(十数万円)だと20万回ぐらい、プロ向け(数十万円〜)だと40万回ぐらい、といった感じで初心者がよく買う入門機ですと、特に上限が少ないんですね。そのシャッター回数の上限に達したとき、カメラは使えなくなります。そうなった場合はメーカーに依頼してシャッター機構を交換しなくてはならないのですが、数万円が必要です。入門機ですと、新品に買い換えるぐらいの値段になることもあるため、事実上カメラの寿命といえます。

シャッター回数は調べることができる機種もあれば、そもそもメーカーに調べてもらわないと調べられない機種もあります。したがって、購入時点ではそれが明示されるとは限りません。

車の場合は、誰でも見ればわかるように走行距離数が表示されていますから、中古の価値がどのくらいか購入する時点で概ねわかります。それと違って、カメラの場合はシャッター回数が示されていない場合もあり、しかも本体のキズの少なさやキレイさからは、それが判別しにくいことがあります。

2.センサーのゴミ

ミラーレス一眼カメラや一眼レフには、使っているとシャッター機構が磨耗して小さなゴミがセンサーに付着することがあります。あるいは、レンズを交換するときにうっかりゴミがセンサーに入ってしまうことも。

そうしたゴミは写真にも写り込んでしまうので、取り除く必要があります。小さいものであれば、カメラの除去機能でふるい落とされますし、ブロワーといった道具で除去もできます。しかし、大きなゴミや付着した箇所が取り除きにくい場所であった場合は、お金を払って修理に出す必要があります。

カメラを安く買いたければ、「新品の型落ち品」を選ぼう!

カメラ安く買いたいのであれば中古品を買うのも選択肢の一つですが、先ほどの理由から初心者は粗悪な中古品を買わされてしまうリスクがあります。そうした場合は、ちょっと前に発売された「型落ち品(新品)」を買うべきです。

というのもミラーレス一眼カメラはたった1つ型落ちしているだけで値段が安いものの性能に大きな差がない場合がほとんどだからです。ここではカメラは型落ち品で十分だと理由をあげてみようと思います。

1.コスパが高すぎるから

例えばですが、パナソニックの入門機(エントリーモデル)にあたるGFシリーズで比較してみます。

執筆時点の最新機種は「GF10」、型落ち品は「GF9」です。主要なスペックを比較すると下記のような結果になります。

  Panasonic
GF9
(型落ち品)
Panasonic
GF10
(最新機種)
発売日 2017年1月19日 2018年2月22日
有効画素数 1,600万画素 1,600万画素
画像処理プロセッサ ヴィーナスエンジン ヴィーナスエンジン
手ぶれ補正 なし なし
オートフォーカス コントラストAF
(49点)
コントラストAF
(49点)
連続撮影 5.0コマ/秒(AF追従)
5.8コマ/秒(AF固定)
5.0コマ/秒(AF追従)
5.8コマ/秒(AF固定)
ISO
(拡張)
200~25600
(拡張 100~25600)
200~25600
(拡張 100~25600)
シャッター 1/500 ~ 60 秒 1/500 ~ 60 秒
モニター 104万ドット
チルト可動
上180°
タッチパネル
104万ドット
チルト可動
上180°
タッチパネル
動画 4K/30p
FHD/60p
4K/30p
FHD/60p
撮影枚数
(バッテリー)
210枚 210枚
重さ 269g 270g
Wi-Fi
実勢価格
(レンズキット)
約50,000円 約80,000円

おわかりの通り、基本スペック的にはまったく変わりはありません。基本性能は据え置きでも、価格には3万円ほどの差があります。

この表に書いてあること以外にも、デザインがちょっと洗練されてスタイリッシュになったり、細かい機能が増えた部分はあります。でも、基本性能の違いはホントに些細なものです。それなのに値段がけっこう違う。

「新しい製品の方がデザインが気に入ってるから」「ちょっと機能が多いから」ということであれば、最新機種を選ぶことへの満足度も高まるでしょうが、カメラは基本的に「いい写真」を撮るためのものですので、カメラ初心者であれば画質やシャッタースピードなどの基本性能で選ぶのが正解だと思います。

2.モデルチェンジが早すぎるから

モデルチェンジ

イメージセンサーや画像処理エンジン、さらには手ぶれ補正機構といった写真の善し悪しを左右するテクノロジーは、1年や2年で革命的な要素が誕生することはまずありません。ですが、カメラのモデルチェンジのサイクルは、2年程度であることが多いです。

5年以上前のカメラなら、性能にオートフォーカスに迷いがあったり、写りにバラツキがあったりすることはあります。でも、この2〜3年で発売されたカメラなら、そのへんの性能も十分に満足できるレベルになっていますから。

新発売のミラーレス一眼のうたい文句をながめていると、相当に微々たる機能向上で、素人には違いがまったくわからないようなものもあります。

スペック表からすると進歩しているように見えたり、革新的な機能が加わったようにみえても、カメラ初心者が使うには、別段どっちでも、、、という変化なケースが多々あります。

もちろんメーカーとしては、ライバルと差を付けるため、ちょっとでも高画質で、ちょっとでも速いAFを目指したり、ボディを0.01mm薄くするために、膨大な開発費を投入しているのかもしれません。ただし、特段の革新的な要素がなくても製品のモデルチェンジを早くするために、マイナーバージョンアップを最新機種とうたっていると思えるような場合があることも事実です。

3.本体よりもレンズが大事だから

レンズ

これまでの説明でミラーレス一眼の本体は型落ち品を買った方がコスパが高いことがおわかりいただけたかと思います。

型落ち品を買って浮いたお金をどうするか?

レンズを買いましょう!

レンズ交換式カメラの醍醐味は、さまざまなレンズを駆使して、写真が撮れることにあります。高価な単焦点レンズは光を集めやすいため鮮やかでキレイな写真を撮影できます。
望遠レンズは言うまでもなく遠くを撮影できるようになりますし、魚眼レンズやマクロレンズなどコンデジやスマホでは撮れないような面白みのあるものが揃っています。

被写体を大きく写せる「マクロレンズ」や、背景をぼかすことができる「単焦点レンズ」などをカメラと組み合わせることで、スマホやデジカメとは違った構図の写真が撮れるようになるわけですから、レンズの種類は多いに越したことはありません。

スマホやコンデジのカメラしか使用したことがない方にはわかりにくいことですが、交換レンズはカメラ本体ほど陳腐化しません。「主役→カメラ、消耗品→レンズ」というイメージに囚われると、選択を誤ります。

むしろ逆で、買換えサイクルは、「 レンズ > カメラ 」となるからです。

交換レンズは、光学的技巧で設計されるものであり、原理的には過去のものと変化が少ないものです。秀逸なレンズであれば10年も愛好することができる場合もあります。つまり交換レンズはユーザーにとって消耗品ではなく資産なのです。