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LAOWA 9mm F2.8 Zero-D − 周辺減光を補正できればシャープネスが高く優れた広角レンズ

基本スペック

メーカー SIGHTRON
名称 LAOWA 9mm F2.8 Zero-D
発売年 2018年
対応マウント 富士フイルムX
キヤノンEF-M
ソニー E
対応センサーサイズ APS-C
オートフォーカス MF
F値 F2.8〜
焦点距離
(35mm判換算)
18mm
画角 113°
レンズ構成 10群15枚
絞り羽枚数 10枚
防塵・防滴処理
手ぶれ補正機構
最短撮影距離 0.12m
最大撮影倍率 0.13倍
フィルター径 49mm
重さ ~215g
(マウントにより変動)

レンズ構成図とMTFチャート

レビュー(海外の評価)

Sony Alpha BlogがVenus Optics「LAOWA 9mm F2.8 Zero-D Eマウント用」のレビューを掲載していますので、抄訳を紹介します。

【ビルドクオリティ】

  • フルマニュアルのレンズで、レンズに絞りリングとマニュアルフォーカスリングを備える。
  • 電子接点を持たず、Exifデータは転送されない。
  • このようなレンズで風景を撮影する場合、マニュアルフォーカスはさほど正確性が求められない。近くのものを撮るのでなければ、F8まで絞って無限遠に設定しておけばほとんど問題ない。
  • 総金属製でビルドクオリティはとても良好だ。

【光学性能】

  • Sony α6000(24MP)による解像度テストでは、
    • 中央:F2.8-F11までexcellent、F16で回折の影響が出る。
    • 端:F2.8-F11までexcellent、F16で回折が出る。
  • 5m未満の近接撮影では像面湾曲が強い。F2.8では、中央にピントを合わせると、四隅がソフトになり、四隅にピントを合わせようとすると、中央がソフトになる。
  • 周辺減光は4EVとかなり大きい。F8-F11まで絞ることで低減されるが、それでも完全には解消しない。
  • 色収差と歪曲は、皆無だ。
  • フレア耐性は広角レンズとして一般的な良好さ。
  • 背景ボケは、F2.8で20cm以下の近距離などでのみ生じるが、広角レンズとしては悪くない。玉ボケもまずまずだ。
  • 発色は良好だ。
  • 動画撮影では周辺減光が課題となるが、F8まで絞れば問題にはならない。手ぶれ補正は搭載していないので、ジンバルを使うか、α6500などのボディ内手ぶれ補正が有効だろう。

【総評】

  • 9mm F2.8 Zero-Dは風景や建築物を撮影するのにとても良好な特殊なレンズだ。APS-C用としてゃ価格設定は少し高いが、E 10-18mmよりもシャープレスが優れ、歪曲が皆無だ。周辺減光が大きいが、きちんと後処理すれば、風景や建築物ですばらしい写真を提供してくれる。屋内での撮影ではF8まで絞って像面湾曲を避ける必要がある。
  • (長所)隅から中央まで優れたシャープネス、歪曲が皆無、色収差が皆無、優れたフレア耐性、優れたビルドクオリティ
  • (普通)マニュアルレンズ、背景ボケが悪くはないが滑らかでない
  • (短所)周辺減光が大きい、像面歪曲が大きい

参考サイト

作例

競合レンズとスコア