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OLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」 − 望遠の解像力は高級単焦点と同等【海外の評価】

2018年7月18日

基本スペック

メーカー OLYMPUS
名称 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
発売日 2018年
対応マウント マイクロフォーサーズ
オートフォーカス AF/MF
F値 F2.8 ~ 22
焦点距離(35mm判換算) 80-300mm
レンズ構成 10群16枚
絞り羽枚数 9枚(円形絞り)
コーティング ナノサーフェス
防滴処理
手ぶれ補正機構
最短撮影距離 0.7m
最大撮影倍率 0.21倍
(35mm判換算0.42倍相当)
フィルター径 Φ72.0mm
最大径x長さ Φ79.4×160mm
質量 760g(三脚座除く)
880g(三脚座含む)

 

レビュー

Lenstipにレビューが掲載されているので、抄訳を紹介します。

【レンズの造り】

  • マウント、本体部分金属製。三脚座も金属性で、取り外しが可能だ。
  • リームリングの下部には、AF 停止などの機能をカメラ本体側から割り当てることができる「L-Fn ボタン」がある。
  • ズームリングの動作は滑らかで、40mm・50mm・70mm・100mm・150mmの焦点距離の表示がある。
  • 非常に頑丈な三脚座、収納式レンズフード、レンズケースが付属している。

【解像性能】

  • 中央の解像性能は、40~90mmの焦点距離では「とても良好」だ。絞り開放(F2.8)でも「良好」で、MTFは60lpmmを超えている。F4~F5.6まで絞ると70lpmmを超える。このレンズは明らかに望遠側に最適化されていて、150mmの焦点距離では、F4付近でMTFが80lpmmに到達し、これは優れた単焦点レンズとも遜色ない性能だ。1.4倍のテレコンバーター(MC-14)の装着時はやや低下するものの、それでも絞り開放からかなり良い画質で、すべての絞り値が実用範囲となる。
  • 隅の解像性能は、MC-14装着時は画質の低下がまぬがれず、F5.6付近でのみ「良好」な画質だ。MC-14を外した場合は、広角側の絞り開放(40mm F2.8)でも許容範囲内を保ち、90-150mmではさらに良好な画質となる。
  • このレンズに弱点は少なく、中央は優れた画質、隅は良好か程よい画質だ。テレコン装着時の隅の画質は見事ではない。

【色収差】

  • 色収差は、気にならない。焦点距離40mmでわずかに収差があるが、それでも0.07%を超えない低い数値だ。より望遠側ではまったく問題とならない。テレコン装着時はより目に付く可能性があるものの、それほど煩くは感じないだろう。
  • 歪曲収差は、自動補正がない場合は40mmで-2.02%と目立つ樽型歪曲が発生する。望遠側は抑えられていて、90mmでは0.12%、150mmでは0.71%とわずかな糸巻き型である。

【ボケ】

  • 玉ボケの描写は見事とはいえない。絞り値が増加するにつれて、強い縁取りも発生する。幸いなことに、口径食による変形は少ない。

【周辺減光・逆光耐性】

  • 周辺減光は、40mm F2.8で-0.62EVの減光、1段絞るとわずか-0.08EVで知覚するのも難しいレベルとなるため、広角側ではほぼ問題がない。90mmでも同様だ。望遠側の150mmで最も大きくなりF2.8で-0.94EVとなる。
  • 逆光耐性は完璧とはいえない。太陽がフレーム内や四隅にあるとフレアが発生する。他の状況ではゴーストは発生しづらい。

【オートフォーカス】

  • AFは静かで、非常に高速だ。ピント距離全域を0.3~0.4秒で合焦する素晴らしい結果だ。テレコンを装着すると0.1秒ほど遅くなるが、それに気が付くことはないだろう。

【総評】

  • 本レンズは、秀逸なビルドクオリティと魅力的な焦点距離、優れた画質である。欠点を指摘するとすると、テレコン装着時の性能だろう。悪くないものの、キヤノンやニコンの最新テレコンと比較すると少し古さがある。しかし、全体的に大きな欠点はなく、推奨できるレンズだ。
  • (長所)頑丈なビルドクオリティ、優れた中央画質、良好な四隅の画質、わずかな色収差、焦点距離全域で周辺減光が少ない、静音・高速なオートフォーカス
  • (短所)40mmのRAWデータで歪曲が大きい

作例