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OLYMPUS「PEN Lite E-PL6」

2016年8月29日

e-pl6-1

オリンパスのミラーレスは、ユーザー層の異なる4つのシリーズに分かれています。ハイエンド順に「OM-D」「PEN」「PEN Lite」「PEN mini」となっており、「PEN Lite E-PL6」はミドルクラスの位置付けです。

  • 有効1605万画素の4/3型 ハイスピードLive MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic VI」を搭載(上位モデルのE-M5と同じ)
  • 液晶は可動式で、上部に約180度回転するため、自分撮りも可能
  • その他、電子水準器、インターバル撮影、タイムラプス動画など、多彩な機能
  • 背面液晶パネルは約46万画素の3型(アスペクト比16:9)で、上方向に約170度、下方向に約65度可動

デザインとインターフェース

E-PL6はボディ外観は前モデルE-PL5をそのまま継承しています。後モデルのE-PL7からは(好みにもよりますが)スタイリッシュな外観にデザインが刷新されています。

http://camerasize.com/compare/#460,565
http://camerasize.com/compare/#460,565

E-PL6のボディは、高さを抑えた横長の長方形スタイルで、とても小さく、ボディだけならポケットに入れることもできます。ボディ本体は金属パーツが多く使われており、そこそこ高級な質感を漂います。
ボディカラーは、ホワイト、シルバー、レッド、ブラックの4色。

グリップは着脱式のものが付属しているので、手の大きい人などは、つけた方がしっかりとホールドできます。なお、オプションのカラフルなグリップに交換することも可能です。

液晶モニターは自撮りに対応。可動の角度は上方向に約170度で、下方向に約65度。通常の撮影でも、ローアングルやハイアングルからの撮影がスムーズに行えて自由度が増します。

液晶のサイズは3型で、ドット数は約46万ドットと、やや物足りなさがあります。
タッチパネルに対応し、各種の設定を行得るのはもちろんのこと、タッチした部分に素早くAFエリアを移動できたり、シャッターを切ったりできるのは便利です。

画質

撮像素子には有効1,605万画素の4/3型Live MOSセンサーを、画像処理エンジンには「TruePic VI」を採用。センサーは、オリンパスのミラーレス機のフラッグシップと同等です。

E-PL6→E-PL7で、画像処理エンジンがアップデートして、ローパスフィルターレスになっていますが、DxoMarkのスコアは、最新機種のE-PL7も前機種の「E-PL5」、「E-PL6」も総合「72」とまったく同じスコアであり、画質に大きな変化はないようです。実写サンプルを見ても、基本となるイメージセンサーは同じものなので、目に見えて変わったという印象は持ちません。

Olympus PEN E PL7 vs Olympus OM D E M10 vs Olympus PEN E PL5  Related sensors   DxOMark
http://www.dxomark.com/Cameras/Olympus/PEN-E-PL7

感度は、最低ISO100から最高ISO25600に対応。ISO800くらいまでは高感度ノイズはあまり気にならず、ディテールもよく保持されています。高感度では、ソニー、キヤノン、富士フイルムなどのAPS-Cセンサーを搭載するライバル機には劣りますが、マイクロフォーサーズの中では良好な性能でしょう。

オリンパスに定評のあるボディ内手ブレ補正機構も搭載しています。センサーユニットを移動させてブレを軽減させる仕組みで、オールドレンズや薄型パンケーキレンズのように補正機構を搭載していないレンズでも機能してくれます。ただし、上位機種は「5軸補正」ですが、E-PL6は「2軸」とややレベルダウンします。

動画は最大で1,920×1,080ドット/30pのフルHD記録に対応しています。

スピードとパフォーマンス

シャッタースピードは、基本的性能もそこそこですが、さらに「高速レリーズタイムラグモード」なる機能も注目です。これは、タイムラグの設定を初期状態の「標準」から「ショート」に切り替えると、電池寿命が短くなることと引き替えにタイムラグが短縮し、最速0.044秒でシャッターが切れるようになるというもの。

ともに公称値ですが、ニコンのプロ機であるD4が0.042秒であるのを考えれば、ミドルクラスのカメラではかなり頑張ったスペックではないでしょうか。

 撮影可能枚数が約60枚(CIPA基準)減少するとのことですが、E-PL6は約360枚撮影可能なので、それを差し引いても300枚は撮影できるので、通常用途では十分でしょう。

動き回る子供やペット、そのほか高速で移動するものを狙い通りのタイミングでとらえたい場合にはこれを選ぶといいかもしれません。

オリンパスといえば多種多様なエフェクトを写真に施せる「アートフィルター」が豊富ですが、E-PL6にも計12種類が用意されています。

これは買うべき?

E-PL6の特徴はとにかく基本性能に比して価格が安く、コスパが良すぎることです。

最新モデルはE-PL7になりますが、搭載されているセンサーに変更はないため、画質は同等でも、価格はかなり抑えられています。(2016年9月時点の実勢価格は、E-PL6のレンズキットが40,000円前後、E-PL7のレンズキットが60,000円前後)

オリンパスのイメージセンサーが刷新されたのは、2012年に発売した「E-M5」のときで、その時の画質の向上ぶりは誰しも認めるところです。そこから2年以上が経過しておりますが、基本的に画質に変更はありません。したがって、画質だけでみるならば、古いモデルを買った方が安くてお得なのです。

画質以外の性能も、最新機種のE-PL7とほとんど同一性能であり、大差はありません。主に違うところは、デザインがマイナーチェンジしていること、液晶ディスプレイがE-PL6の46万ドットからE-PL7で104万ドットにアップしていること、手振れ補正が2軸から3軸になったこと(どちらも効果は3.5段)、Wi-Fiが搭載されたこと。特にE-PL7は液晶モニタなど「自撮り」機能はかなり強化されていますが、これらの変更点にE-PL6との2万円程の価格差分の価値を見いだせるかどうかでしょう。

自撮りはそこそこで良い、ということであればE-PL6で十分だと思います。

良いところ
・コスパが高い
・上位機種や最新機種と同等の画質

微妙なところ
・液晶モニタの解像度が低い
・Wi-Fiが搭載されていない

サンプル画像が見られるサイト

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