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Panasonic「DC GF10」を徹底レビュー – めちゃくちゃ軽くて、レンズも2本付く高コスパのミラーレス

2018年8月13日

パナソニックからエントリークラスの最新モデル「LUMIX DMC-GF10」が発売されました。

このモデルには型落ちの旧モデルとして「LUMIX DMC-GF9」があります。しかし、GF10とGF9を比較すると、スペック的な違いはまったくありません変更されたのはセルフィー関連で次の2つの機能が追加されたぐらいです。

  • レンズの画角をフルに活かして自分撮りができる「広角4Kセルフィー」

  • 夜景をバックにした自分撮りに適した「夜景&自分撮りモード」

どんなカメラなの?

G10

  • 有効1600万画素の4/3型Live MOSセンサー
  • 秒間30コマの高速連写ができる「4Kセルフィー」ほか自撮り機能が充実
  • 270gの超軽量ボディ
  • 撮影可能枚数は約210枚と少なめ(でもUSB充電が可能)
  • 4K動画が撮影できる(最大5分)

基本情報

LUMIX GF10は、パナソニックが発売するミラーレス一眼のエントリー機です。
自分撮り撮影時に秒間30コマの高速連写ができる「4Kセルフィー」を搭載。撮影後に手軽にベストショット写真を選ぶことができ、撮影した画像をスマートフォンなどに素早く転送可能できるなど、自撮りが得意なミラーレスです。

  GF10
メーカー Panasonic
レンズマウント マイクロフォーサーズ
発売日 2018年2月22日

GF10は、レンズキットを購入すると、次の2つのレンズが付属します。

1つめは、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6」です。広角から標準域までカバーするオールマイティなレンズです。薄型なのでポケットや小さいバッグなどにも収納しやすいです。

広角から標準域まで1本でカバーでき、薄型でコンパクト。広角側の焦点距離が24mm (35mm判換算)と短く、画角が広くなるため、複数で撮る時もより多くの人数がフレームに収まり、広く背景を撮ることができ、自撮りに向いています

 

 

2つめは、大口径の単焦点レンズ「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」。背景をボカした写真などが楽しめます。

 
 

一般的なレンズやスマートフォンのカメラ機能の場合 (via OLYMPUS)
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広角のレンズを使った場合 (via OLYMPUS)
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自撮りに特化したデザインと軽量ボディ

カラーは、ホワイト×ローズゴールド、オレンジ×シルバー、ブラックの3種類(旧モデルのGF9はシルバー、オレンジの2種類でした)。女性向けを意識したデザインで、ポップかつシンプルな印象です。ボディサイズは約270g(バッテリー、記録メディア込み)とかなり軽量です。薄型のレンズとの組み合わせでは、ジャケットのポケットに収まるぐらいの小ささです。

フラッシュは内蔵されますが、EVFとホットシューは非搭載。記録メディアはmicroSDカードのみ。撮影可能枚数は約210枚。USB充電に対応しています。小型・軽量である代わりにグリップは小さめです。手の大きい人ですとホールド感に若干不安があるかもしれません。

(ホワイト×ローズゴールド)

(オレンジ×シルバー)

(ブラック)

背面モニターは3型約104万ドットの180度チルト式タッチパネル。

モニターを上方に180度回転させると、勝手に「自分撮りモード」に切り替わります。液晶モニターの表示も自分撮りモード専用のものとなり、モニターを見ながら簡単に構図が決められます。 

また、自分撮りモードのときに限り、通常のシャッターボタンに加えて、Fn3(フォーカスセレクト)ボタンもシャッターボタンに切り替えることもできます。

カメラを自分に向けると、シャッターボタンはレンズの左側に来てしまうので、左手で押さないといけません。しかし、GF10であれば左右どちらでもボタンが使えるので右利きなら右側のボタンをシャッターとして活用するのがよいでしょう。

 

GF10

  GF10
防塵防滴
バッテリー DMW-BLH7
撮影枚数(CIPA基準) 210枚
USB充電
対応記録メディア microSD×1
(UHS-I対応)
重さ
(バッテリー、記録メディア含む)
270g
重さ
(本体のみ)
240g
サイズ
(幅x高さx奥行き)
107×65×33mm

画質はどうなの?

撮像センサーは有効1,600万画素の4/3型Live MOS。ローパスフィルターレスで、上位機のLUMIX GH4と同等という画像処理エンジンを採用。感度はISO200〜25600(拡張設定でISO100)。

  GF10
有効画素数 1600万画素
センサータイプ 4/3型Live MOS
センサーサイズ マイクロフォーサーズ
(17.3 × 13 mm)
ISO感度
(拡張感度)
200~25600
(拡張 100~25600)
ローパスレス
ボディ手ぶれ補正
(最大補正効果)
画像処理プロセッサ ヴィーナスエンジン
(バージョン不明)
アスペクト比 – 4:3
– 3:2
– 16:9
– 1:1
その他  

また作品志向の新機能では、比較明合成、カメラ内RAW現像のほか、パナソニックの新モノクロモード「L.モノクローム」など搭載。連写は5.8コマ/秒(シングルAF)、5コマ秒(AF追従)。

ユニークなAF機能もあり、49点のエリアから任意のポイントを選ぶことがき、たとえば横や縦やナナメ直線といった変則的なAFエリアを設定できる「カスタムマルチAF」などもあります。

欠点としては、メカシャッターのスピードが1/500までしか対応していないことがあります。

これはシャッターユニットに先幕メカシャッターがないことによるものですが、これ以上の速いシャッタースピードだと電子シャッターを使うことになります。そうすると速く動く被写体が歪んでしまうことがあります。

ただ、カメラ初心者がそういった撮影をする機会は少ないと思うので大きな問題ではないでしょうが、例えば、スポーツや高速で動く野生動物などを止めて撮影したい場合は注意が必要です。

  GF10
AF方式 コントラストAF
(空間認識AF)
AF測距点
(コントラスト)
49点
測距範囲 EV 0~18
シャッタースピード
(メカシャッター)
1/500〜60秒
電子シャッター
(サイレントモード)
1/16000〜1秒
電子先幕シャッター
フラッシュ同調速度 1/50秒以下
最大連写とバッファ
(メカシャッター)
5コマ/秒(AF追従)
5.8コマ/秒(AF固定)
最大連写とバッファ
(電子シャッター)
6コマ/秒(AF追従)
10コマ/秒(AF固定)
連続撮影バッファ RAWなし:100枚
RAWあり: 15枚
AFフレーム – ピンポイント
– 1点
– 49点
– 追尾
– カスタムマルチ
– ローライトAF
– 星空AF
その他 – 4K連写
– 4K連写(S/S)
– 4Kプリ連写
– 4K連写(広角)

自撮り向けの各種機能

GF10には、自撮りに特化したフィルターが多数搭載されています。

①4Kフォト+セルフィー

パナソニックではすでにおなじみの「4Kフォトモード」を搭載。これは、秒間30コマ連写の写真からお気に入りの1枚を選べるモードです。GF10では、セルフィーモードと4Kフォトを組合せて使うことで、たくさん連写した自分撮り画像の中から、好きな一枚、決定的な一枚を選べるようになりました。

②自撮りパノラマ

最近の多くのカメラにはパノラマ撮影の機能がありますが、GF10では珍しくセルフィーでもパノラマセルフィーが撮れる機能もあります。広い景観や高い建築物を背景に自分撮りしたいときに活躍しそうです。

 

③美肌モード・スリモード

自分が望む肌の色・なめらかさに設定できる「美肌効果モード」を搭載。肌の質感を調整できます。

美肌効果は10段階の補正効果が選べますが、やり過ぎると不自然さが出てしまうので、適度な美肌感をさりげなく使う感じでしょうか。もちろん、効果を液晶モニターでチェックしながら調節できます。

さらに、小顔に見せることができる「スリムモード」など、ちょっと盛ったセルフィーにも。こちらも美肌モードと同じく10段階から選択できますが、効果を上げていくと明らかに顔が長くなったり不自然さが目立つので、モニターでチェックしながらさりげない調整をしながら使うのがオススメです。

Wi-Fiでスマホに転送

Panasonic Image App

もちろんWi-Fi機能も搭載。いい自分撮りが出来たらシェアしたい!と思ったらすぐにSNSに投稿できます。事前に専用アプリ「Panasonic IMAGE App」のダウンロードが必要です。

また、アプリでのカメラのリモート操作も可能で、スマホ内のセンサーが感知し、ジャンプしてシャッター動作する「ジャンプスナップ」など、スマホ連携によって撮影の幅も広がります。

22種類のクリエイティブコントロール

好みの色調に合わせた表現が楽しめる「クリエイティブコントロール」。写真にアーティスティックな効果を加え、それをモニターで確認しながら絵作りを楽しむことのできるこのクリエイティブコントロールは、22種類。

光に包まれた柔らかく懐かしい雰囲気をかもし出す「オールドデイズ」や荒い粒子でハイコントラストなモノクロ写真ならではの力強さを表現した「ラフモノクローム」、そして、淡い色調で空想の世界のような雰囲気に仕上げる「ファンタジー」など。

コンパクトである代償として、インターフェースは簡素なため拡張性は高くありません。アクセサリーシューがないため、外付けフラッシュなどは付けられません。ファインダーも非対応です。

  GF10
映像/音声出力・デジタル端子 USB 2.0 Micro-B
外部マイク入力端子 φ3.5mm
HDMI micro HDMI TypeD
Wi-Fi
Buletuooth
電子水準器
ホットシュー
内蔵フラッシュ
(GN 5.6)
その他  

操作性は?

物理ボタンなどは

  • ダイヤル×1
  • セレクター(十字ボタン)×1
  • ファンクションボタン×8(物理ボタン×3、タッチエリア×5)

となっています。カスタマイズ可能なファンクションボタンが計8個というのは、エントリモデルにしてはかなり充実している部類になります。また、電動ズームレンズの操作をすることもできます。

また、パナソニックのタッチパネル、操作性が優れていて、使いやすいと好評されます。タッチAFだけでなく、メニューのタッチ操作に対応していて、小さいカメラのデメリットである物理操作の少なさをしっかりと補ってくれます。背面モニターによるタッチパネルも搭載し、レスポンスも良く一部のソニーや富士フイルムのようなモッサリ感はありません。

  GF10
画面サイズ 3.2 インチ
ドット数 104万ドット
可動式モニタ 180度チルト式
タッチAF
メニュータッチ操作
レスポンス(印象) サクサク動く

 

これは買うべき?

GF10は、インスタグラムやFacebookなどのSNSユーザーにおける「より自分を美しく撮影したい」、「簡単に思い通りの高画質な写真をアップしたい」というニーズを全面に押し出したモデルです。

秒間30コマの高速連写で自分撮りができる「4Kセルフィー」機能などが充実していて、ノイズ耐性にも強い高画質、ポケットにも収まるコンパクトボディが魅力です。女性の手にすっぽりと収まるサイズ感で、カバンに入れてもかさばりません。

レンズは2つ付属していて、1つはセルフィー向きの広角域を持つ標準ズーム。もう1本は単焦点レンズで、背景ボケの写真なども楽しめます。値段も安く、コスパも高いです。

一方で、ボディのコンパクト性を追求した結果、バッテリーライフが210枚と少ないことから、旅行など長い時間撮影したい用途には不向きな面もありますが、USB充電にも対応していることからその点もリカバリーできているのではないでしょうか。なかなか隙のない仕上がりとなっています。

なお、旧モデルであるGF9との比較ではスペックではほとんど見分けがつかないぐらいです。型落ち品で、よほど新しい機種が欲しいのでなければ、価格が手頃なGF9でも十分でしょう。

良いところ

  • 使いやすいタッチインタフェース
  • バッグに収納できるぐらいコンパクト
  • 標準ズームレンズと単焦点レンズの2本が付属
  • 4K動画撮影可能
  • MicroUSB経由で充電が可能
  • 女性でも片手で持てる超軽量ボディ

微妙なところ

  • メカシャッターが1/500までしか対応していない
  • AFは動体補足には遅め(コントラストAF)
  • メモリーカードが、SDでなくMicroSD
  • バッテリーライフが短い (210枚)
  • グリップが小さく、ホールド感が薄い
  • Bluetoothに非対応
  • アクセサリーシューがない

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