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「オリンパス PEN E-PL9」と「パナソニック DC GF10」はどっちがおすすめ?比較してわかった10の違い

2018年8月16日

初心者向けのミラーレス一眼であるパナソニックの「DC GF10」とオリンパスの「PEN E-PL9」は、コンパクトなボディと手頃な価格で人気があります。どちらも優れたカメラですすが、価格帯も性能面も似ている部分が多い一方で、スペックをつぶさにながめたり実際に使ってみると、それぞれ利点や欠点がみえてきます。

そこでここでは、「DC GF10」と「PEN E-PL9」のどちらのカメラを買おうか迷っている人に向けて、比較をしていきたいと思います。

サイズ・重さの違い

外観を並べるとこのようになります。

  Olympus_PEN_E-PL9_vs_Panasonic_GF9

ボディサイズはどちらも小さいですが、GF10は約270g(バッテリー、記録メディア込み)とかなり軽量です。薄型のレンズとの組み合わせでは、ジャケットのポケットに収まるぐらいの小ささです。比較するとE-PL9は380gと少し大きく感じますが、カメラとしては十分コンパクトな部類ですから、重い・大きいと感じる心配はないでしょう。

  E-PL9 GF10
防塵防滴
重さ
(バッテリー、記録メディア含む)
380g 270g
重さ
(本体のみ)
332g 240g
サイズ
(幅x高さx奥行き)
117×68×39mm 107×65×33mm

製品外観・デザインの違い

ボディデザインは、どちらのカメラも良い意味でカメラっぽくないというか、ポップかつカジュアルな印象の外観です。個人の好みの問題もあるかもしれませんが、E-PL9の方がデザインは洗練されていて秀逸と思います。

E-PL9は、カメラの表面は合成革ですが、安っぽさはありません。ボディは、全体的にプラスチックパーツですが、グリップしたときのホールド性は十分です。背面にはサムレスト(親指を置く場所)もあります。GF10にはサムレストはありません。

カラーバリーエーションは、E-PL9には、ホワイト、ブラック、ブラウンの3色が用意されています。同梱のストラップなどは、各ボディカラーに合わせた配色がされており、革調素材も、ボディカラーごとに異なるというこだわりようです

 

GF10のカラーは、ホワイト×ローズゴールド、オレンジ×シルバー、ブラックの3種類(旧モデルのGF9はシルバー、オレンジの2種類でした)。

G10

操作系の違い

どちらのカメラも物理ボタンの数は似ていて、は次の部分は共通してます。

  • ダイヤル×1
  • セレクター(十字ボタン)×1

E-PL9にはカスタマイズ可能なファンクションボタンが2個しかないのに対して、GF10では8個(物理ボタン×3、タッチエリア×5)用意されいて、登録できる機能が多くカスタマイズがしやすいです。

E-PL9はカスタマイズの自由度は狭い一方で、特殊撮影機能が「APモード」としてまとまっています。これは中級者は自分好みの設定がしづらいでしょうが、カメラ初心者向けとしては扱いやすい側面もあります。

それと、どちらのカメラも背面モニターによるタッチパネルに対応しており、カメラのコンパクトさの代償である「物理操作の少なさ」を補っています。しかし、GF10が全般的なタッチ操作が可能なのに対して、E-PL9はタッチ操作がタッチAFや再生画面の拡大など限られていて、不完全です。レスポンスはどちらのカメラも問題ありませんが、操作の幅はファンクションボタンの数の多さお含め、GF10の方が優れているでしょう。

  E-PL9 GF10
画面サイズ 3.0 インチ 3.2 インチ
ドット数 104万ドット 104万ドット
可動式モニタ チルト式
(上 80度、下 180度)
180度チルト式
タッチAF
メニュータッチ操作
レスポンス(印象) サクサク動く サクサク動く

バッテリーライフの違い

バッテリーライフは、E-PL9が350枚となっています。USB充電に対応していませんが、このクラスでは申し分のないスペックです。

GF10は、バッテリーライフが210枚と少なく、旅行など長い時間撮影したい用途には不向きです。ただ、USB充電にも対応していることからその点はある程度リカバリーできています。それと、記録メディアはmicroSDカードのみ対応ですので、その点でもやはり大容量の記録が難しいことから、長時間の撮影には若干の不安がありますね。本体のコンパクトさを追求した代償といえそうです。

  E-PL9 GF10
バッテリー BLS-50 DMW-BLH7
撮影枚数(CIPA基準) 350枚 210枚
USB充電
対応記録メディア SD×1
(UHS-I対応)
microSD×1
(UHS-I対応)

画質の違い

どちらのカメラも、有効で約1600万画素のイメージセンサーを搭載していて、センサーサイズも同じですから画質面は大きな差はありません。

違いがあるとすると、E-PL9はエントリーモデルのカメラには珍しくボディ内手ぶれ補正を標準装備していることで、暗くてシチュエーションでも、手持ちでブレにくい撮影ができます。センサーサイズと画素数が同じで、画像処理プロセッサに大きさ差がないとすると、ボディ内手ぶれ補正を有する分、E-PL9がやや優位といえます。

  E-PL9 GF10
有効画素数 1605万画素 1600万画素
センサータイプ 4/3型 Live MOS 4/3型Live MOS
センサーサイズ マイクロフォーサーズ
(17.3 × 13 mm)
マイクロフォーサーズ
(17.3 × 13 mm)
ISO感度
(拡張感度)
100~6400
(12800,25600)
200~25600
(拡張 100~25600)
ローパスレス
ボディ手ぶれ補正
(最大補正効果)

(3軸 3.5段)
画像処理プロセッサ TruePic VIII ヴィーナスエンジン
(バージョン不明)
アスペクト比 – 4:3
– 3:2
– 16:9
– 1:1
– 3:4
– 4:3
– 3:2
– 16:9
– 1:1

オートフォーカスと連射の違い

AF(オートフォーカス)は、どちらのカメラもコントラストAFという方式で、これは上位機種でよく用いられる位相差AFというものと比べると、そこまで爆速というわけではありません。止まっているもの、ゆっくり動くものを撮るには、特に問題ありませんが、スポーツや動物など不規則に動くものを捉えるは苦手です。

ただし、実機を触ってみると同じコントラストAFでも、体感的にはGF10の方が、動く被写体へのピント合わせは安定していると感じます。これは空間認識のソフトウェアの性能の違いと思います。また、AFフレームの設定もGF10の方が豊富です。

連射性能はほとんど差がなく、AF追従でE-PL9が4.8コマ/秒、GF10が5コマ/秒となっています。バッファの違いもほとんどありません。

  E-PL9 GF10
AF方式 ハイスピードイメージャ AF
(コントラストAF)
コントラストAF
(空間認識AF)
AF測距点
(像面位相差)
AF測距点
(コントラスト)
121点 49点
測距範囲 EV -2~20 EV 0~18
シャッタースピード
(メカシャッター)
1/4000~60秒 1/500〜60秒
電子シャッター
(サイレントモード)
1/16000〜60秒 1/16000〜1秒
フラッシュ同調速度 1/250 秒 1/50秒以下
最大連写とバッファ
(メカシャッター)
– 4.8コマ/秒(AF追従)
RAW:14コマ
JPEG:カード容量まで
– 8.6コマ/秒(AF固定)
RAW:13コマ
JPEG:カード容量まで
5コマ/秒(AF追従)
5.8コマ/秒(AF固定)
最大連写とバッファ
(電子シャッター)
– 14.1コマ/秒(AF追従)
– 6.1コマ/秒(AF固定)
6コマ/秒(AF追従)
10コマ/秒(AF固定)
連続撮影バッファ
(最大)
RAWなし:カード容量まで
RAWあり:14枚
RAWなし:100枚
RAWあり: 15枚
AFフレーム – シングル(1点)
– グループ(9点)
– オール
– ピンポイント
– 1点
– 49点
– 追尾
– カスタムマルチ
– ローライトAF
– 星空AF
その他 – 顔優先 AF
– 瞳優先 AF
– 4K連写
– 4K連写(S/S)
– 4Kプリ連写
– 4K連写(広角)

フィルタの数の違い

E-PL9は16種類のフィルターが用意されており、多彩な撮影が楽しめそうです。GF10はさらに充実していて、22種類のフィルターがあります。

なお、E-PL9には、その他にもアドバンストフォトモードなる機能があります。これは、プロがよく使う撮影テクニックを初心者でも簡単にマネできてしまう機能のことです。全部で9種類が用意されていますが、次の3つなど活躍しそうです。

  • デジタルシフト(台形補正)…効果を見ながら建物や風景などをまっすぐに撮ることができるもので、シフトレンズというものと同等の効果を得られる。広角レンズを使う時に活躍します。
  • ライブコンポジット…星や車のライトなどの光跡の状態をみながら、最適な明るさで撮ることができる。これをマニュアルでやろうとすると写真がまっ黒になったり、真っ白になったりで、調整が難しい。
  • ライブタイム…バルブ撮影(シャッターを長い時間、開けたままする撮影のこと)時に仕上がりをチェックしながら撮影できる機能のこと。
  E-PL9 GF10
測光方式 デジタル測光 1728分割測光
フィルタ 16種類
– ポップアート
– ファンタジックフォーカス
– デイドリーム
– ライトトーン
– ラフモノクローム
– トイフォト
– ジオラマ
– クロスプロセス
– ジェントルセピア
– ドラマチックトーン
– リーニュクレール
– ウォーターカラー
– ヴィンテージ
– パートカラー
– ブリーチバイパス
– ネオノスタルジー
21種類
– ポップ
– レトロ
– オールドデイズ
– ハイキー
– ローキー
– セピア
– モノクローム
– ダイナミックモノクローム
– ラフモノクローム
– シルキーモノクローム
– インプレッシブアート
– ハイダイナミック
– クロスプロセス
– トイフォト
– トイポップ
– ブリーチバイパス
– ジオラマ
– ソフトフォーカス
– ファンタジー
– クロスフィルター
– ワンポイントカラー
– サンシャイン

自撮りモニターの違い

どちらのカメラも、モニターは反転式で自撮り(セルフィー)もできます。E-PL9はちょっと自撮りの方式がユニークで、下方に180度回転する仕組みです。そうすることで指の写り込みを気にせずみすむメリットがあります。

欠点としては、ボディ下部に自撮り棒を装着していると干渉する可能性が高いこと。自撮り棒をよく使うのであれば、GF10のように上方に画面が反転するカメラの方が使いやすいでしょうね。

  E-PL9 GF10
画面サイズ 3.0 インチ 3.2 インチ
ドット数 104万ドット 104万ドット
可動式モニタ チルト式
(上 80度、下 180度)
チルト式
(上 180度)
タッチAF
メニュータッチ操作
レスポンス(印象) サクサク動く サクサク動く

 

動画機能の違い

どちらのカメラも4K動画にも対応しています。

  E-PL9 GF10
記録方式 MOV
(MPEG-4AVC/H.264 )
MP4
AVCHD
AVCHD Progressive
圧縮方式 Waveフォーマット準拠 MP4:AAC(2ch)
AVCHD:Dolby Audio(2ch)
4K 30p 102Mbps 29分まで 30p 100Mbps
Full HD 60p 52Mbps 29分まで 60p 28Mbps
HD 30p 26Mbps 29分まで 30p 10Mbps
ハイスピード動画 HD 120fps

インターフェースの違い

これは地味かもしれませんが、E-PL9はBluetoothに対応してます。これのどこが便利かというと、カメラがバッグの中に入っていても、専用のアプリを使って、カメラ内の撮影画像を閲覧・転送することができる、なんて芸当も。インスタグラムなどのSNSへのアップをメインに考えているユーザーであれば、かなり重宝する機能でしょう。E-PL9 Bluetooth

  E-PL9 GF10
映像/音声出力・デジタル端子 USB Micro-B USB 2.0 Micro-B
外部マイク入力端子 φ3.5mm
HDMI タイプD micro HDMI TypeD
Wi-Fi
Buletuooth
(Ver 4.0)
電子水準器
ホットシュー
内蔵フラッシュ
(GN 7.6)

(GN 5.6)
その他 アクセサリーポートなし