パナソニック「LEICA DG 8-18mm F2.8-4」 − 歪曲が大きいがビルドクオリティの優れたレンズ
基本スペック
メーカー | Panasonic |
---|---|
名称 | LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 |
発売日 | 2017年 |
対応マウント | マイクロフォーサーズ |
オートフォーカス | AF/MF |
F値 | F2.8~22 |
焦点距離(35mm判換算) | 16-36mm |
レンズ構成 | 10群15枚 |
絞り羽枚数 | 7枚 |
防滴処理 | ◯ |
手ぶれ補正機構 | − |
最短撮影距離 | 0.23m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 (35mm判換算:0.24倍) |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ73.4mm |
長さ | 88mm |
重さ(本体のみ) | 315g |
MTFチャート
レンズ構成図
レビュー(海外の評価)
Optical Limitsがパナソニック「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.」のレビューを掲載しています。
【ビルドクオリティ】
- レンズは、金属製で仕上がりの良い外装だ。
- ズームリングとフォーカスリングの動作は滑らかで、 オートフォーカスは静音かつ高速だ。
【光学性能】
- 歪曲はJPEGだと8mmで-1.4%の樽型だ。RAWで確認すると8mmが-6.6%、12mmが-2.38%、18mmが0.283%であった。
- 周辺減光は自動補正で0.5EVほどだが、RAWの8mmは-1.6EVと悪い結果だ。F5.6まで絞ると大幅に解消する。
- 中央解像度は全焦点距離で優れている。端も「とても良好」で、四隅は「良好」だ。8mmでは歪曲が自動補正されることにより四隅の解像度が低下するが、これは12mmでは改善される。
- 色収差はとても小さいので、問題にならない。
【総評】
- マイクロフォーサーズで優れた広角ズームといえば、オリンパス「7-14mm F2.8 PRO」だが、このレンズも良好だ。光学性能は優れていて、中央はとてもシャープで隅もかなり良好だ。歪曲や周辺減光が少し気になるが、自動補正を適用するケースはまれである。ゴーストがは発生することはあるものの、競合レンズと比べて著しくひどいものではない。
- ビルドクオリティは素晴らしい。滑らかな操作性だし、頑丈で防塵防滴構造だ。手振れ補正がないのは残念だ。
レビュー動画(英語のみ)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません