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シグマ「40mm F1.4 DG HSM」 − 巨大で高価だが、特に天体写真家にはプライスレスなレンズ

基本スペック

メーカー SIGMA
名称 40mm F1.4 DG HSM
発売年 2018年11月
対応マウント シグママウント
ニコンマウント
キヤノンマウント
ソニー Eマウント
対応センサーサイズ フルサイズ
オートフォーカス
(駆動系)
AF/MF
(超音波モーターHSM)
F値 F1.4 ~ 16
焦点距離
(35mm判換算)
40mm
画角 56.8°
レンズ構成 12群16枚
絞り羽枚数 9枚 (円形絞り)
防塵・防滴処理
手ぶれ補正機構
最短撮影距離 0.4m
最大撮影倍率 1:6.5
フィルター径 φ82mm
最大径と長さ
(レンズキャップを含まない)
φ87.8mm×131mm
重さ 1,200g

MTFチャート

波動光学的MTF

 

幾何光学的MTF

レンズ構成図

レビュー(海外の評価)

Lenstipがシグマの交換レンズ「40mm F1.4 DG HSM」のレビューを掲載していますので、抄訳を紹介します。

【ビルドクオリティ】

  • かなりかさばるし、重いレンズだ。この口径のレンズだとレンズ構成は13枚が一般的だが、このレンズは16枚もある。
  • フォーカスリングは巨大で56mm幅もある。動作は滑らかで、適度な減衰性がある。回転角はピント全域で110°であるが、最大精度を求めるのであれば、もう少し角度が多いほうが良かった。
  • 花形のレンズフードが付属する。これはプラスチック製だがバヨネット近くにゴム素材が使われており、美しさに欠けるし、ホコリやゴミが付着しやすいと思う。

【光学性能】

  • EOS 5D Mark IIIによる解像力テストでは、中央はF2.8で49.8lpmmに達した。135mm F1.8 DG HSMのレコードには僅かに届かなかったが、以前のレコードホルダーの85mm F1.4 DG HSMよりお0.1lpmm良好だった。隅も同様に優れており、APS-Cで44lpmmを超え、フルサイズでも43lpmmに達する。フレーム全域で突出したシャープネスであり、絞る必要がない。
  • 軸上色収差はまったく問題がない。絞り開放でさえ発見できないレベルだ。
  • 倍率色収差はどの絞り値でも0.03%近辺であり、これはとても低いレベルだ。
  • 歪曲収差は1%よりも小さく、気づかないだろう。
  • コマ収差の問題は皆無だ。点光源の変形はフレーム隅であっても僅かでだ。F1.4/35mmとF1.4/50mmよりも優れたパフォーマンスなので、天体写真家にとっては嬉しいレンズだろう。
  • 非点収差の値は4.5%と計測され、これは無視してよい数値だ。
  • ボケは滑らかで、素晴らしい。玉ボケは口径食による変形が隅では確認できるものの、F2.8まで絞ると完全に解消する。
  • 周辺減光の絞り開放はー2.56EVと大きい。F2.0まで絞ると−1.26EVとなり、F2.8では−0.53 EV、F4.0まで絞るとほぼ完全に解消する。
  • 逆光耐性は、絞り開放では特に問題はないが、絞ると軽度の目立つゴーストが発生することがある。レンズの枚数を考慮すると仕方のない毛化kだろう。
  • オートフォーカスは静音だ。しかし高速というほどではなく、ピント距離の全域の移動に0.8~1.0秒ほど必要だった。

【総評】

  • 40mm F1.4 DG HSM は日本製の力を見せつけるパフォーマンスのレンズだ。シグマ製が、価格の安いセカンドレンズ、代替レンズと呼ばれていたのは、過去の話だ。サイズと重量を考慮しないのであれば、突出した光学性能を示す。天体写真家にとっては絞り開放からフレーム全域でコマ収差フリーであることは、プライスレスな価値があるだろう。価格は1400ドルと、他のArtラインのレンズよりも450〜500ドル高い。
  • (長所)頑丈な鏡筒、突出した中央のシャープネス、軸上色収差が皆無、倍率色収差が少ない、歪曲が少ない、コマ収差の補正が優れている、非点収差が少ない、静音AF
  • (短所)絞り開放で周辺減光が目立つ、巨大なサイズと重量

参考サイト

作例