PRリンク

シグマ「60mm F2.8 DN」 − カメラ業界で最高にバーゲンセールなレンズ

2018年10月1日

基本スペック

メーカー SIGMA
名称 60mm F2.8 DN|Art
発売日 2013年
対応マウント マイクロフォーサーズ
Eマウント
オートフォーカス AF/MF
F値 F2.8 ~ 22
焦点距離(35mm判換算) 90mm
レンズ構成 6群8枚
絞り羽枚数 7枚 (円形絞り)
防滴処理
手ぶれ補正機構
最短撮影距離 0.5m
最大撮影倍率 1:7.2
フィルター径 Φ46mm
最大径 Φ60.8㎜
長さ 55.5㎜
重さ(本体のみ) 190g

MTFチャート

MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを空間周波数特性として表したものです。図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)をとり、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。

MTF曲線は、絞り開放時の空間周波数10本/mm(1ミリの中に白黒の組が10組)に対応する曲線を緑線で示しています。10本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくヌケのよいレンズとなり、30本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。
また、S方向(サジタル方向:放射方向)とM方向(メリジオナル方向:円周方向)の特性が揃っているほど自然な描写が得られボケ味のよいレンズとなります。

レンズ構成

 

レビュー

Admiringlightがシグマ「60mm F2.8 DN」のレビューを掲載していますので、抄訳を紹介します。

【ビルドクオリティ】

  • 「60mm F2.8 DN」は、シグマの高級レンズ群『ArtLine』と同じランナップだ。他の2本のDN Artレンズと同じ作りとなっている。
  • 本体は、薄く軽量な金属製だ。全体的に美しく、素晴らしい仕上がりではあるが、表面には指紋が付着やすいところが欠点だ。
  • フォーカスリングの動作は滑らかだ。
  • 構造上、電源オフでレンズを振るとガタガタと音がする(フローティングフォーカスのため)。

【光学性能】

  • 画質はとても良好だ。F2.8からとてもシャープで中央は優れ、端も非常に良好だ。絞るとフレーム全域でシャープとなり、抜群の性能だ。今あるミラーレス用のレンズで最もシャープなものの一つだ。
  • 発色は豊かで、コントラストは鮮やかだ。
  • 色収差は無視できるレベルか良好に補正されている。
  • 逆光耐性は良好。フレアやゴーストはわずかしか見られない。
  • 周辺減光があるが、F4まで絞ると解消する。

【オートフォーカス】

  • AFはとても静かでまあまあ速い。30mm F2.8よりもかなり高速だが、Eマウントレンズの中で最速とまではいかない。
  • 残念ながら位相差検出AFには対応していない。C-AFの撮影には適していない。中央のAFポイントで動作するといわれているが、実際に試してみたところ、動く被写体にはピントが合わなかった。
  • ボケはこのカテゴリでは堅実なパフォーマンスだが、際立った性能というほどではない。

【総評】

    • 短所は少なく、価格が安く(フードとケースが付属して、実勢価格は1万円台)、光学性能は優れており素晴らしいレンズだ。欠点があるとすると、像面位相差AFに対応していないことだ。動く被写体を撮るのに最適なレンズではない。ファームウェアアップデートで対応するかもしれないが、まだ不明だ。追従性能を必要としないのであれば本当に不満のないレンズで、カメラ業界で最高のバーゲンセールだ。
    • 長所:コンパクトで美しいビルドクオリティ、絞り開放から優れたシャープネス、絞り値全域で優れた色とコントラスト、優れたボケ、優れた色収差補正と逆光耐性、静かで高速なAF、バーゲンセールな価格設定
    • 短所:像面位相差AFに対応していない、指紋が付きやすい

作例