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タムロン「28-75mm F/2.8 Di III RXD 」 − 純正レンズに匹敵するシャープネスで、安くて、軽いレンズ

2018年10月1日

  基本スペック

メーカー TAMRON
名称 28-75mm F/2.8 Di III RXD
発売日 2018年
対応マウント FEマウント
オートフォーカス AF/MF
F値 F2.8 ~ 22
焦点距離(35mm判換算) 28-75mm
レンズ構成 12群15枚
絞り羽枚数 9枚(円形絞り)
防滴処理 △(簡易)
手ぶれ補正機構
最短撮影距離 0.19m (WIDE) / 0.39m (TELE)
最大撮影倍率 1:2.9 (WIDE) / 1:4 (TELE)
フィルター径 Φ67mm
最大径 Φ73mm
長さ 117.8mm
重さ(本体のみ) 550g

公式の紹介動画

MTFチャート

MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを空間周波数特性として表したものです。図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)をとり、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。

MTF曲線は、絞り開放時の空間周波数10本/mm(1ミリの中に白黒の組が10組)に対応する曲線を緑線で示しています。10本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくヌケのよいレンズとなり、30本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。
また、S方向(サジタル方向:放射方向)とM方向(メリジオナル方向:円周方向)の特性が揃っているほど自然な描写が得られボケ味のよいレンズとなります。

レンズ構成

レビュー

Sony Alpha Blogにタムロン「28-75mm F/2.8 Di III RXD 」のレビューが掲載されていますので、抄訳を紹介します。

【本体】

  • ソニーの純正レンズ「FE24-70mm F2.8 GM」よりはるかに小さく軽量だ。
  • ビルドクオリティは良好だが少しプラスチッキーだ。GMの方が優れている。
  • 使いやすさはAF/MFボタンやフォーカスホールドボタン、良好な操作リングを持つGMの方が優れている。

【描写性能】

  • 解像性能はGMと互角の性能で、優れたパフォーマンスといえる。中央は、絞り開放から全ての焦点距離でとても優れている。F16でも解像性能に低下が見られない。周辺部は、良好な性能。四隅は、F2.8で並か良好。28・75mmではGMよりもわずかに良好で、35・50mmで少し劣る。
  • 解像性能で、GMと見比べて違いを見つけるのは難しいだろう。この価格帯のレンズとしては、かなり優れている。
  • 歪曲はとても目立つ(Lightroomで自動的に補正される)。ただし、GMでも目立つので、性能は同じくらいだ。
    ・28mm:強い樽型
    ・35mm:緩やかな樽型
    ・50mm:緩やかな糸巻き型
    ・75mm:緩やかな糸巻き型
  • 色収差はとても少なく、発色は良好だ。しかし、GMの方が少し良好だ。
  • 周辺減光は大きく、F8まで絞ると解消する(Lightroomで自動的に補正される)。GMの方が少し優れている。
  • ボケはかなり良いが、GMはもっと良好だ。

【オートフォーカス】

  • AFの速度はAF-Sでとてもシャープなピントを得ることができ、静か、GMと同じくらいの性能だ。しかし、AF-Cにはやや問題があり、GMの方が高精度だ。
  • 動画撮影ではGMと差はない。タムロンはとても良いパフォーマンスを発揮した。
  • 連写性能はGMではα9で20fpsを発揮できるものの、タムロンは最大で8fpsとなる。

【総評】

  • 本レンズはソニーの純正レンズ「FE24-70mm F2.8 GM」の1/3の価格で手に入れることができる。α7 IIIユーザーにとって優れた選択肢だ。オートフォーカスのパフォーマンスを除いて、多くはGMと互角の性能である。

  • 長所:優れたシャープネス、小型で価格が安い、静かなオートフォーカス、良好なフレア耐性と色収差補正、最短撮影距離が短い

  • 短所:AF-Cの精度が低い、広角側が28mm、α9で20連写できない、AF/MFスイッチ・フォーカスホールドボタンがない

純正レンズとの比較

ここではソニーの純正レンズである下記の2本と比べてどこが違うのか、のスペックを比較してみたいと思います。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM

価格・大きさ

「タムロン 28-75mm」は開放F2.8固定の大口径ズームでありながら、最大径×全長は73×117.8mm、重量は550g。実勢価格は85,000円前後で、軽くて持ち運びやすく、お手頃なレンズを探している人にとっては嬉しいレンズです。「ソニー Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」が95,000円前後なので、それよりも安い価格設定です。

同じく通し開放F2.8の「ソニー FE 24-70mm F2.8 GM」が886gで、値段も2倍以上しますから、安さと軽さを求めるのであればタムロンは正義ですね。

α7 III に装着したときの画像を比べると一目瞭然で、「ソニー FE 24-70mm F2.8 GM」は本体グリップとのバランスが悪い気がしますが、タムロンは許容できるサイズ感だと思います。

 

  タムロン 28-75mm
F/2.8 Di III RXD
ソニー Vario-Tessar T*
FE 24-70mm F4 ZA OSS
ソニー
FE 24-70mm F2.8 GM
発売日 2018年5月24日 2014年1月24日 2016年4月28日
実勢価格 85,000円前後 95,000円前後 215,000円前後
フィルター径 67mm 67mm 82mm
最大径 73mm 73mm 87.6mm
長さ 117.8mm 94.5mm 136mm
質量 550g 426g 886g

レンズ構成・描写性能

タムロンは、広角側が28mm(ソニー純正は24mm)なので風景撮影向けとしては画角は狭くなっています。広角側を削った代わりに大口径ズームレンズでもコンパクトな仕上りとなっています。

「タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD」は、美しいボケ味と高画質の両立を目指し、12群15枚のレンズ構成には異常低分散レンズや複合非球面レンズも含む。絞りは9枚羽根の円形絞り。最短撮影距離は広角端で0.19m、望遠端で0.39m。

AF駆動は高速・高精度と静粛性を両立する「RXD」(Rapid eXtra-silent stepping Drive)なるステッピングモーターユニットを採用しています。

ソニー製Eマウントカメラの「カメラ内レンズ補正」(周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)を利用可能。「ファストハイブリッドAF」「瞳AF」「ダイレクトマニュアルフォーカス」(DMF)などにも対応する。また、ファームウェアアップデートもEマウントカメラの本体から可能。

防塵防滴は「簡易」構造で、レンズ前面に防汚コートも施したとのことです。

  タムロン 28-75mm
F/2.8 Di III RXD
ソニー Vario-Tessar T*
FE 24-70mm F4 ZA OSS
ソニー
FE 24-70mm F2.8 GM
焦点距離 28-75 24-70 24-70
明るさ F/2.8 F/4 F/2.8
レンズ構成 12群15枚 10群12枚 13群18枚
最短撮影距離 ・0.19m (広角端)
・0.39m (望遠端)
0.4 0.38
最大撮影倍率 ・0.34(WIDE)
・0.25(TELE)
0.2 0.24
絞り羽根 9 7 9
最小絞り F/2.8-22 F/4-22 F/2.8-22
手振れ補正
防汚・フッ素 対応 対応
コーティング BBAR T* nanoAR
素材 非金属 金属 金属/非金属
防塵防滴 簡易 配慮 配慮
AF駆動 RXD(STM) リニア DDSSM
瞳AF・DMF

作例